補聴器は高価か?
会話をしたくて補聴器を購入しに行ったが、両耳で30~60万円の補聴器を勧められ、諦めざるを得なかった。あまりに高価なのでもう少し難聴が進んでから補聴器を使用せざるを得ない。などの話をよく聞きます。補聴器の価格は通販の数千円から最高機種の40万円以上するものまで様々です。 一個(片耳)でこれですから両耳では相当な金額になってしまいます。
■ でも当店ではこのように思います。
- 聞きにくくなったのならば補聴器を使って聞こえが改善されるならば出来るだけ使うべきです。
聞きにくい生活を続けていると人と話すのを避けるようになり、言葉の明瞭度も悪くなってきます。
(福祉法4級の②を参照ください)
長い間には声は聞こえるけれども何を言っているのか解らないようにもなります。
また、指先も年々動きが思うように行かなくなるので、電池交換や補聴器装用も早めに体得しておいた方が補聴器を使いこなすためには楽です。 - 通販など購入しやすい価格の補聴器も効果がある場合もありますが、聴力を調べずに購入されるので聞こえが悪い場合もあります。何個も購入されると結局高くなります。
- 価格の高い補聴器の方が聞こえ具合がいい場合が多いのですが、生活スタイルと聞こえの要求程度、そして予算に合ったものを選んでもらい兎に角使い出すことです。
- 両耳の方が聞こえは良いのですがとりあえず片耳からでも使い始めれば、補聴器がないのとは随分違います。これで両耳よりも安価になります。
(オーダー耳穴式の場合は同時に両耳作ると割安にはなりますが。) - 形状も耳の中に入れるものは目立たなくて人気がありますが、耳型を採ってオーダーになるので割高になります。耳かけ型だと既製品なので同じ性能か性能が良くなっても割安になります。 形状にこだわらなければ価格の範囲が大きく広がります。
- お支払い方法などもお店と相談してください。
- 聞こえの程度によっては福祉法による交付が受けられる場合があります。(福祉法を参照ください)
- 補聴器には色々な価格のものがありますから、カタログなどで知識を持ってから相談するようにして販売店の言いなりにならないことも大切です。