倫理綱領




 高齢社会の今日、この国を活力あるものとして維持発展させることが国全体に課せられた大きな問題です。
今の社会にあって高齢者を中心とした難聴者に適正な補聴器を供給してそのハンデキャップの軽減を図り、その方たちの社会参加と生き甲斐のある生活の確保に供することは真に有意義なことです。
そのための補聴器装用は個々人に関わることから、ニーズが多様でその障害原因も様々です。またその人のおかれた医学的、心理学的、教育的及び社会的な諸側面をも十分に配慮して、安全かつ適正な方法で行われなければなりません。
私たちは補聴器を通してこれらの本質を十分に理解しながら、難聴者の福祉に寄与することを目指します。そして社会的な責務を果たす者としての信頼を確保し、発展を図るための基本的事項についての倫理綱領を以下の通り定めます。






理念

私たちは難聴者の多様なニーズに応え得るために、常に知識、能力の向上と習得に努め、安全かつ最も有効な方法で難聴者がそのハンデキャップを軽減することにより充実した生活の実現を図り活力ある社会形成に寄与するよう努めます。


社会の信頼関係

私たちは難聴者に対する補聴器の供給業務が人間の感覚器官、特に聴覚に係わる業務であって音声言語の獲得に関わり、また医療の側面を持ち人の社会生活の基幹に関わりを持つものとの認識により、その果たす重要な役割を自覚し、常に公正な視点から高い倫理的自覚のもとに常に社会の信頼を得られるよう努めます。


教育、資質の向上

私たちは難聴と補聴器に対する理解と取り扱いに習熟し、難聴者に対し常に全人格を傾けた正しい対応が出来るよう資質向上を図り、公正な人格の向上と教育、訓練の徹底に努めます。


法令、基準の遵守

私たちは補聴器が法令に定められた医療機器であり、身体障害者用の補装具であることから関係各諸法令及び当該基準を遵守します。


苦情の処理

私たちは補聴器の供給に関し同業他社、関係諸機関及び諸団体と連携を図り必要に応じて苦情の適切かつ迅速な処置を行うと共に、その再発防止並びに改善に最善の努力を払います。


禁止事項

  1. 業務に関して知り得た難聴者及びその家族の情報を他に漏らす行為。
  2. 難聴者に対して不利益となる行為。
  3. 詐欺、詐欺行為。
  4. その他前号各号に準ずる反倫理的、反社会的行為。

平成17年12月20日制定



個人情報の取り扱いについて


● 当社は個人情報保護法に基づき、お客様の個人情報につきまして次の通りの取り扱いをいたします。

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    • ご使用補聴器の特性及び調整データご使用状態の適合性及びその品質上で、常に適正状態に維持管理を行います。
    • お客様の聴覚に関するデータお客様の聴力に適合した補聴器の選択と調整を行い、音響外傷等による危険を防ぎます。
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平成17年12月20日制定



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  7. 「お客様フィッティング記録」及び「顧客管理ファイル」を紛失もしくは盗難に遭った場合は速やかにその旨該当のお客様にお知らせします。

平成17年12月20日制定