FMシステム




FM補聴システムとは
 (フォナック社のロジャーを含む)


■ 環境

FM補聴システムは距離、反響、騒音のある環境において、補聴器だけでは聴き取りにくい場合に役立つ補聴援助装置です。マイクロフォン付き送信機で話者の音声を拾い、FM電波などで補聴器に接続された受信機に情報を送ることにより、そのような情況でも聞き取りやすくなるように援助します。


■ 使い方

補聴器に受信機を取り付けます。一方話者(先生など)には送信機を付けてもらい、マイクを襟あたりに止めてもらいます。電波で直接受信機に音声が届くので、20メートル程度離れていても騒音を含まない言葉がクリアーに聞こえます。







●送信機

★数台同時に使うことができます。




◎ロジャーセレクト iN/ペン iN はフォナック補聴器МとPシリーズ用です。
この2シリーズの補聴器には別途受信機(下記受信機のロジャー18・19・エックスなど)は必要ありません。

※ロジャーペンとロジャーペンiNは2021年12月28日で販売終了になります。(後継機は未定です)




●受信機




◎ロジャーネックループはテレコイル付きの補聴器に受信機なしでも使用できます。またイヤホンを接続して聞くこともできます。



★ここから下は人工内耳プロセッサ用の受信器です。



他の方法
(磁気ループシステム)

 

現在ろう学校などでは磁気ループを部屋に張り巡らして補聴器のT(テレコイル)モードで電磁波を受けて聞く補聴システムを採用しています。公共施設では国立劇場や味の素スタジアムに専用席があるのみです。  この方式はループとの距離や方向によっては出力の変化や、電波の干渉が起こったり、屋外では使用できない等の短所があります。
◎上記受信機のロジャーネックループで聞くことができます。


★ 障害者自立支援法による補助により送受信機のセットが購入できます。





●線音源拡声装置

(FMではなく音声を明瞭に届けるスピーカーです。)