聞こえの仕組み




 聴覚は 外耳、中耳、内耳(聴神経系も含む)の三つに分類されます。
中耳は口と繋がっており、菌によって炎症を起こしやすい部位ですが、治療や手術によって快復できます。難聴があっても音を大きくすれば良く聞こえます。
内耳は迷路ともいい、機能の低下快復には効果的な方法は多くはありません。
最も簡単で経済的な方法は補聴器の使用です。





耳の聞こえのしくみと難聴の説明図


      ■ 聴力図の見方


横軸は周波数:左から右へ (低い音:ドンドン ~ 高い音:キーン)

縦軸は音の強さ:上から下に強くなる (0~25までに聞こえれば正常)

”○”が右耳の気導聴力(耳からヘッドフォンで音を聞く)、”×”が左耳。

”[ ” が右の骨導聴力(蝸牛を直接振動で音を伝える)、 ” ]” が左。

聴力図


アルプス補聴器 聴力図(1)

内耳(蝸牛)は正常(20までで聞こえている)。中耳に伝音ロスがある聴力図です。手術か音さえ大きくすれば言葉もハッキリと良く聞こえます。



聴力図


アルプス補聴器 聴力図(2)

加齢による難聴で中耳は問題なく,内耳が反応しにくくなっています。言葉もハッキリしないので補聴器で慎重に調整すると共に、周囲の環境も聞きやすくする必要があります。